改善の方法はたくさんあります

患者との付き合いを楽にする考え方

看護師は、必ず患者との付き合いが生じることになりる職種です。サービスの提供者としての立場から接していかなければなりません。患者は医師に対しては敬意を表することが多いものの、看護師に対する態度はまちまちになる傾向にあります。医師と同様に接してくれる患者もいれば、より身近な人として接してくれる患者もいます。しかし、中には日常的な不満のはけ口としてとらえる患者もいるため、しばしばそれがストレスの原因となるのも事実です。看護師は、モンスターペイシェントとして知られるようになってきている理不尽な言いがかりをつける患者から、特にターゲットにされやすい傾向があります。それも、ストレスをためてしまうことになる原因の一つです。現場に慣れていない新人のうちは、こういった状況をつらいと感じて辞めたり、転職したりしてしまう人も多くなっています。しかし、そういった患者に対して持つべき考え方があるのです。その考え方を持つことによって、つらい思いをしなくて済むようになることもよくあります。それは、不満を聞いてあげたり理不尽な言いがかりに対応してあげたりすることも、医療行為の一つだという捉え方をする考え方です。病院を訪れる患者は、もともと病気によるストレスに苛まれている状況といえます。そのストレスを緩和することが治療につながる可能性は否定できないでしょう。そういった形で患者の治療に貢献できるのは、看護師にしかできません。あえて積極的に不満を聞いてあげる姿勢を持つことで、つらい思いをせずに済むようになれるのです。