看護師のハードな仕事
看護師の仕事は、人の命を預かる責任の大きな仕事です。そのため、一般の仕事よりも精神的・体力的にハードになります。残業が多く定時に帰ることができない・希望の休みを取得することが困難という職場も多いようです。それに加えて、夜勤もこなさなくてはなりません。夜勤の場合、仮眠をとる時間があっても、実際は患者からナースコールで呼ばれたり、緊急搬送があった場合はすぐに対応する必要があります。そのため、睡眠不足になりがちで、疲れがとれないまま働かなくてはいけないのです。また、日勤との混合シフトにより、生活リズムを崩してしまう可能性も高くなります。そして、介助が必要な患者を対応する場合は、移動させる際に体力を使わなくてはなりません。それにより腰痛に悩まされる看護師も多く、腰痛は看護師の職業病とも言われています。また、女性が多い職場なので、複雑な人間関係に悩まされる人も多いようです。このようなことから心と体の健康を損ねてしまい、仕事がつらいといって辞めてしまう人が多く、離職率が高い傾向にあります。看護師の仕事は、少しの油断やミスが大きな医療ミスにつながる可能性が高いです。看護師自身が、心身共に健康な状態で働くことが非常に重要となります。とはいえ、ハードな勤務をこなしていれば、心身をいたわる余裕もないかもしれません。もし仕事に悪影響が出るようであれば、心身が壊れてしまわないうちに転職を考えることも必要です。病院勤務以外でも看護師の資格を活かしながら働くことは可能なので、検討してみるのもよい方法といえます。